Addiction Report (アディクションレポート)

NPOの記事一覧

若者の声はなぜ届かないのか 「当事者不在」の「ダメ。ゼッタイ。」運動を再考する【前編】

毎年、6月26日は国際薬物乱用・不正取引防止デー。この時期、国内では麻薬・覚せい剤乱用防止センター主導の下、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が全国各地で展開する。当事者不在のまま繰り広げられてきた同キャンペーンは、今まさに岐路に立たされている。

2025/06/22 22:00

遠山怜

「本人が望むなら…」若者の薬物問題 SNS規制より踏み込まない親子関係にメスを【後編】

いま、国による薬物乱用防止対策は岐路に立たされている。若者の大麻検挙率の増加に歯止めが掛からず、市販薬乱用者数の急増には、伝家の宝刀「ダメ。ゼッタイ。」も出る幕がない。私たちが生きづらさを抱える若者にできることは何か考えた。

2025/06/23 22:00

遠山怜

鏡で自分の姿を見て、『なんか、痩せすぎじゃん』『腕とか細すぎ』と思った。両親との関係に抜け出すヒントはあるのか?…摂食障害に悩んだナツミ(下)

 好きな学童保育で働くことで生活リズムが整っていく。それまで摂食障害の専門医のいる病院に入院したこともあるが、最低限のカロリーを摂る以外の本格的な治療はせずに、食事量の調整やジムへ行くなど自己流で対処した。機能不全家族が、依存の背景にあったと言えるのか。

2024/09/27 22:00

渋井哲也

「ダメ。ゼッタイ。」では救えない市販薬乱用にどう向き合うか 第9回「薬物依存症者と家族フォーラム」基調講演

本稿は、2025年8月23日開催のNPO法人横浜ひまわり家族会らによる、第9回「薬物依存症者と家族フォーラム」よりイベントレポートをお届けする。ゲストとして、国立精神・神経医療研究センター 薬物依存症センター長の松本俊彦さんが基調講演を行い、湘南ダルク施設長の栗栖次郎さん、横浜ダルク施設長の山田貴志さん、横浜ダルク利用者が、国から“否認“され続けている市販薬依存の実態について意見を交わした。

2025/09/04 09:00

遠山怜