Addiction Report (アディクションレポート)

自傷行為:の記事一覧

「ODはしなくても、他の手段を探してしまう」自傷行為を繰り返す、性的虐待を受けた女性の心情

 市販薬の乱用によって入院を勧められているミナミ。OD以外にも、さまざまな自傷行為を繰り返す。そのときの心情については、スマートフォンのメモ機能を使って記録している。そうした自傷行為を繰り返すようになったきっかけは、幼少期の出来事だ。それは、兄からの性的虐待だった。

2024/07/03 08:00

渋井哲也

鏡で自分の姿を見て、『なんか、痩せすぎじゃん』『腕とか細すぎ』と思った。両親との関係に抜け出すヒントはあるのか?…摂食障害に悩んだナツミ(下)

 好きな学童保育で働くことで生活リズムが整っていく。それまで摂食障害の専門医のいる病院に入院したこともあるが、最低限のカロリーを摂る以外の本格的な治療はせずに、食事量の調整やジムへ行くなど自己流で対処した。機能不全家族が、依存の背景にあったと言えるのか。

2024/09/27 22:00

渋井哲也

「何で助けたんだ」 搬送された病院で母親をなじった 「こわれ者の祭典」代表・月乃光司さん(中)

月乃光司さん(59)は24歳のとき、深い孤独から連続飲酒に陥り、漫画家の仕事を失いました。帰郷した新潟市の実家では、自暴自棄のように飲酒を重ねます。精神科病院への入退院を繰り返し、アルコール依存症を悪化させていきました。

2024/02/21 20:41

茂木克信

「依存は回復の始まり」「アディクションによって生き延びることも」精神科医・松本俊彦さんがギャンブル依存症自死遺族会のセミナーで講演

7月20日に開催された「ギャンブル依存症自死遺族会立ち上げセミナー」で、精神科医の松本俊彦さんが依存症と自殺に関する講演を行った。松本さんは「大切な誰かの死に接することは、自分の自殺リスクも高める」とし、家族へのサポートの重要性を強調している。

2024/07/22 02:00

千葉 雄登

「回復」に殺されないために アディクションの手段を持たない作家の赤坂真理さんが探す「安全に狂う方法」

作家の赤坂真理さんが新刊『安全に狂う方法——アディクションから掴みとったこと』(医学書院)を出版しました。赤坂さんは何かに依存することを「アディクション」と呼び、止めることを「回復」と呼ぶことにも懐疑的です。お話を聞きました。全3回の1回目です。

2024/06/27 02:01

岩永 直子