Addiction Report (アディクションレポート)

治療:の記事一覧

「アルコール依存症についてもっと知ってもらいたい」バンドマンの宙也さんが断酒に至ったワケ

2023年にアルコール依存症の治療中だと公表した、バンドマン歴43年にもなる大ベテランのロックバンド、「アレルギー」「De-LAX」「極東ファロスキッカー」のボーカリストの宙也さん。現在は精神科でカウンセリングを受けつつアルコールを2年半やめ続けている。

2024/10/10 02:00

姫野桂

鏡で自分の姿を見て、『なんか、痩せすぎじゃん』『腕とか細すぎ』と思った。両親との関係に抜け出すヒントはあるのか?…摂食障害に悩んだナツミ(下)

 好きな学童保育で働くことで生活リズムが整っていく。それまで摂食障害の専門医のいる病院に入院したこともあるが、最低限のカロリーを摂る以外の本格的な治療はせずに、食事量の調整やジムへ行くなど自己流で対処した。機能不全家族が、依存の背景にあったと言えるのか。

2024/09/27 22:00

渋井哲也

「自分でやったことだからこそ他人に頼る」依存症治療を「自己責任」論から解放する

日本では、格差や貧困、差別の問題に目を瞑り、自己努力で乗り越えることを良しとしてきた。しかし、本人に自己解決を求めることで、当事者は孤立し困窮するなかで、問題がさらに複雑化しているのではないだろうか。依存症の問題は特に、こうした自己責任論で片付けられてきた。

「体」と「心」の分野で、依存症に向き合う二人の医師との対談を通じて、自己責任論の裏側でおきていることを明らかにし、本当の意味で「自分の人生に責任を持つ」方法を模索した。

2024/11/16 02:00

遠山怜

「本人が望むなら死んでもしょうがない?」自分を傷つける人を支える人が、忘れてはいけないこと

「自己責任」論が日本社会に蔓延する一方、依存症の当事者に対して「本人がそうしたいなら」と相手に介入しない姿勢を取る人も増えてきたのではないだろうか。一見、個人の意思を尊重しているようにも見えるが、その人の「消えたい」気持ちの背景にある「助けてほしい」気持ちから、目を逸らしているともいえる。「心」と「体」の側から自傷行為の最前線に立つ二人に、「自分を傷つける人を支えること」について話を伺った。

2024/11/18 02:51

遠山怜