Addiction Report (アディクションレポート)

入院の記事一覧

家族の視点から「病」を振り返り、初めて知ったこと。精神科病棟の入院体験を描き伝えたい思い(後編)

当事者の立場から、強迫性障害、摂食障害の体験を描いたもつおさん。続編『高校生の娘が精神科病院に入りバラバラになった家族が再び出発するまで』では、「病を患う人の家族」という異なる視点から、当時、自分に起きた出来事を改めて捉え直していった。インタビュー後編。

2025/08/17 02:00

青山 ゆみこ

「また飲んじゃいました」 東日本大震災で被災したマサヨシ。アルコール依存症で入院するが、再飲酒。酒を断つ意思はあるが…

《このままでは死ぬかもしれないぞ》。東日本大震災で自宅も事業所も津波被災したマサヨシは先輩の家やスナックで酒を飲み続けているうちに、医者にそう言われた。生活再建をする中で、プライベートで問題を抱えて、仕事もなかなかはかどらない。体が悲鳴をあげたたためもあり、医者の勧めで入院をした。退院後、再びお酒に手を出した。マサヨシの身になにがあったのか。

2024/12/15 22:00

渋井哲也

強迫性障害と摂食障害は「自分のなかの神様の声」から始まった。もつおさんがコミックで描いた実体験(前編)

高校生の頃、強迫性障害、摂食障害を発症し、精神科病棟に強制入院した実体験を描いたコミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』。2021年、この作品がデビュー作となった漫画家のもつおさんのインタビュー前編です。

2025/08/16 02:00

青山 ゆみこ

「ODはしなくても、他の手段を探してしまう」自傷行為を繰り返す、性的虐待を受けた女性の心情

 市販薬の乱用によって入院を勧められているミナミ。OD以外にも、さまざまな自傷行為を繰り返す。そのときの心情については、スマートフォンのメモ機能を使って記録している。そうした自傷行為を繰り返すようになったきっかけは、幼少期の出来事だ。それは、兄からの性的虐待だった。

2024/07/03 08:00

渋井哲也

鏡で自分の姿を見て、『なんか、痩せすぎじゃん』『腕とか細すぎ』と思った。両親との関係に抜け出すヒントはあるのか?…摂食障害に悩んだナツミ(下)

 好きな学童保育で働くことで生活リズムが整っていく。それまで摂食障害の専門医のいる病院に入院したこともあるが、最低限のカロリーを摂る以外の本格的な治療はせずに、食事量の調整やジムへ行くなど自己流で対処した。機能不全家族が、依存の背景にあったと言えるのか。

2024/09/27 22:00

渋井哲也

「傷の声」から考える精神看護 やってはいけない拘束を「やってはいけない」と言えない理由

過酷な家庭環境による複雑性PTSDを抱えながら東京大学で看護学を学んだ斎藤塔子さんの著書「傷の声」。彼女を出版社につなげたのは、東京大学で精神看護を教える宮本有紀先生でした。塔子さんはなぜ、この本を書いたのか。塔子さんが深く葛藤した「身体拘束」はなぜおこなわれるのか。宮本有紀先生へのインタビュー前編です。

2025/05/09 02:08

座光寺るい