Addiction Report (アディクションレポート)

依存症治療の記事一覧

「自分でやったことだからこそ他人に頼る」依存症治療を「自己責任」論から解放する

日本では、格差や貧困、差別の問題に目を瞑り、自己努力で乗り越えることを良しとしてきた。しかし、本人に自己解決を求めることで、当事者は孤立し困窮するなかで、問題がさらに複雑化しているのではないだろうか。依存症の問題は特に、こうした自己責任論で片付けられてきた。

「体」と「心」の分野で、依存症に向き合う二人の医師との対談を通じて、自己責任論の裏側でおきていることを明らかにし、本当の意味で「自分の人生に責任を持つ」方法を模索した。

2024/11/16 02:00

遠山怜

「診療報酬がついた瞬間からプログラムが死に始める」精神科が人気の診療科になった中で失われたものとは?

『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)の出版を記念し9月18日、代官山蔦屋書店において開催された精神科医・松本俊彦さん、文学研究者・横道誠さん、公認心理士・信田さよ子さんによるトークイベント。2回目は近年の精神科医の変容や精神医療をめぐる様々な諸課題について。

2024/11/29 02:30

千葉 雄登

「依存症の問題」に最初に直面するのは誰? カウンセラー 信田さよ子さんが語る“家族”という視点【前編】

本稿は、2026年2月22日に開催された第11回「薬物依存症者と家族オープンセミナー」のイベントレポートである。

ゲストとして、原宿カウンセリングセンター顧問の信田さよ子さんが基調講演を行った。その後、湘南ダルク施設長の栗栖次郎さん、横浜ダルク施設長の山田貴志さん、両施設の利用者が、依存症と家族対応について意見を交わした。

2026/03/07 02:00

遠山怜

先生、「治療する裁判」ってなんですか? ~再犯を防ぐ「治療的司法」とは~

刑務所新規入所者の半数以上を占める薬物の自己使用と窃盗。回転ドアのように再犯を繰り返しては刑務所に戻ってくる彼らに必要なのは、刑罰ではなく治療や福祉なのでは?

負の回転ドアを止める「治療的司法」とは何か、法学者の指宿信教授に話を聞いた。

2025/05/08 02:00

宮崎まきこ

「依存は回復の始まり」「アディクションによって生き延びることも」精神科医・松本俊彦さんがギャンブル依存症自死遺族会のセミナーで講演

7月20日に開催された「ギャンブル依存症自死遺族会立ち上げセミナー」で、精神科医の松本俊彦さんが依存症と自殺に関する講演を行った。松本さんは「大切な誰かの死に接することは、自分の自殺リスクも高める」とし、家族へのサポートの重要性を強調している。

2024/07/22 02:00

千葉 雄登

求めるのは快感ではなく、「現実の中断」。 「合法」に活路を見出す“新たな薬物依存”にどう向き合うか

電子タバコとして吸うという新しい乱用の仕方が注目を集める、麻酔薬エトミデート(通称・ゾンビタバコ)。専用器具もいらず、持ち歩きも可能な利便性が、使用のハードルを大きく下げている。危険ドラッグ等の分析に携わる富山健一さんは、「仮にエトミデートの流行が終わっても、事態はそれでは済まない」と警鐘を鳴らす。

2026/02/04 02:00

遠山怜