3人の子供を連れて、ギャンブル依存症の夫と離婚 人気インスタグラマーのしょ〜こさんが、10年以上尻拭いし続けた後に気づいたこと
人気インスタグラマーのしょ〜こさんは、ギャンブル依存症の夫の借金で家を失い、3人の子供を連れて離婚した経験があります。13年間尻拭いを続けた後、気づいたこととは?

公開日:2026/05/27 02:00
50代から不要なものを手放して、居心地の良い生活を模索する姿を発信して人気のインスタグラマー、しょ〜こさん(58)。
インテリア、衣類、美容、旅行など、いくつになっても新しい世界にチャレンジしてきた彼女が、最近、ギャンブル依存症だった元夫のことを発信して注目を集めました。
軽やかに今を生きるしょ〜こさんは、どんな過去を経験してきたのでしょうか?
同じ会社の後輩と結婚
元夫との出会いは二十歳の頃。働いていた京都の求人広告の会社に、新入社員として入ってきたのが2つ年下の彼だった。
「すごく気が合って、自然に仲良くなったんです。私は世話焼きタイプだったので、ちょっと頼りないところがもしかしたら気に入ったのかもしれません」
付き合ってしばらく経ち、「結婚できたらいいね」と彼が言った。

「私はもったいぶっちゃって、『ちょっと考える』みたいなことを言ったんです。でもやっぱりすごく嬉しくて、会社に『結婚します』と宣言して、入籍しようとしたら彼は引いてしまった。『やっぱりやめてくれないか』という彼を押し切って、結婚しました」
23歳だった。今振り返ると、その気持ちのずれが後の結婚生活に響いたのかもしれない。でも、その時は彼の曇る顔は見ないようにしていた。
無趣味な夫がハマった競馬とパチンコ
彼は酒は飲むが、ギャンブルも女遊びもするわけではない。当時流行っていたディスコにも通う活発なタイプのしょ〜こさんと違い、彼は無趣味で家にいるのが好きな人だった。
そんな彼が、長男が生まれる直前、初めてハマったのが競馬だった。しょ〜こさんのいとこが歳の離れた男性と結婚して4人で遊ぶようになり、「面白いよ」と競馬場に連れていかれたのが初体験。しょ〜こさんはそれっきりだったが、彼はそれ以来、毎週末のように競馬場に通うようになった。
「当時は彼しか働いていなかったけれど、転職して一人で家族を養えるほど稼いでいました。お小遣いの範囲でやるならいいやと、最初はまったく気にもしていなかったんです」
督促のハガキで借金発覚
だが、長男が生まれて初めての育児にてんてこまいな頃、急に彼の帰りが遅くなる。
「怪しいなと思って、最初は浮気を疑ったんです。しょっちゅう喧嘩をするようになりました。結局、後で分かったのですが、その頃から彼はパチンコもやり始めていたんです」

浮気はなかったが、帰りが遅いのは変わらない。夫に対する不満が溜まっていくうち、今度は怪しいハガキが届くようになった。詳しくはわからなかったが、借金返済の督促ハガキだったようだ。
「そんなハガキが繰り返し届くようになって問い詰めたら、『実は借金があって……』と白状したんです。その時は100万円ぐらい借金があると言われて、私は慌てました。手元にそんなにお金はないし、実家に頭を下げにいってお金を借りました」
夫の実家は、義母がパートでギリギリ生計を立てているので頼れなかった。よくよく話を聞くと、夫の父親もパチンコで身を持ち崩して家を出た過去があるようだった。
しょ〜こさんは、実家から借りた金を持って消費者金融の自動契約機に返済額を振り込んだ。
「夫には『もうやらないでね』と約束をさせて、これで解決したと思っていたんです」
そこからしばらく穏やかな日が続いたが、少し経ったある日、またしても借金が発覚した。
それまでも怪しい動きがあるのを気付いてはいた。「ちょっと子供連れて散歩してくるわ」と出かけ、子供が「お馬さん見てきた!」と報告してくれたこともあった。
「漫画みたいですが、それでまた喧嘩です。その度に『もうやらない』と約束させました」
止まないギャンブル「私がこの人を更生させる」
どうやってお金を工面していたのか覚えていないが、そんな中、一戸建ても買った。
「私もお金の感覚が甘くて、なんとかなるだろうというノリで買っちゃったんです。ローン返済のために私も働くことにして、2人目が生まれた後にヤクルトレディーも始めました。保育園に入れるとお金がかかるから、託児所のある職場を探して消去法で行き着いた仕事です」
次男の9つ下に長女も誕生。ギャンブル問題を除けば、夫は子煩悩だし、仲のいい家族だったと思う。
「私が彼のことをとても好きだったんですよ。今振り返れば共依存なのですが、私がこの人のことを更生させなくちゃと思って、心理学や依存の本を読むようになりました。なんとか幸せ家族に戻りたかった。自助会が教会で開かれていると知って、話を聞きにいったりもしました。彼にも行ってみなよと伝えましたが、結局行かなかったようです」
そのうちまた督促状のハガキが届くようになり、隠れて競馬の実況ラジオを聞く姿も見かけるようになった。
「その度に、『もうしないって言ったのに、なんで?』と喧嘩になる。それをずっと繰り返していましたね」
転職で増えた収入で家計の赤字を補填
元々趣味もなかった夫がなぜここまでギャンブルにハマり込んだのか。
「他に楽しみもなかったし、刺激が欲しかったのでしょうね」

振り返ると、仕事のストレスというより、家庭生活へのストレスがあったのではないかとしょ〜こさんは考える。
「結局、出発地点から無理やり結婚したようなところがあったので、その状況が彼を追い詰めてしまったのかもしれません。帰りが遅くなるだけで私はギャーギャー言っていたし、束縛し過ぎて追い込んでしまったのかもしれない」
再び大きな借金が発覚した時、流石にもう実家には借りにいけなかった。
しょ〜こさんはヤクルトレディーから広告代理店に転職。暮らしのエッセイを読むのが好きで、自分もそんなことを書く仕事がしたいと思っていた。
「少し収入が増えて、それを生活費にも転用したりして、なんとか家計の帳尻を合わせていました」
夫が辞職、家は借金の抵当に
その後、広告代理店も辞めて、フリーのライターとして独立。収入はさらに上がり、足りない生活費は自分で稼ぎ出せるようになっていた。
「3人目が生まれてから10年以上、私が稼いだ金で生活費を補填して、たまに喧嘩して、許してというのを繰り返していたんです。それなのに夫は社長と喧嘩して、長く勤めていた会社を辞めてしまいました」
勤めていた時も朝は起こさないと起きない人だったが、辞めてからはまったく起きてこなくなった。
しょ〜こさん一人で5人家族の生活費と家のローンは賄うことができない。支払いが滞った銀行から連絡が来るようになり、自宅の写真を撮る怪しい人物の姿も見かけるようになった。抵当物件として競売にかける準備のために撮影していたようだった。
夫の問題ではなく、自分の問題と気づく
「もうこれはダメだと思って、私も本を読んで色々勉強し始めました。心理学からスピリチュアル系から色々な分野の本を読んで、何か救いが欲しかった。そうやって学ぶうちに、一つのことに気づきました」
結局は、夫の問題ではなくて、私の問題なんだ——。

「夫に腹を立てていましたが、そういう人を選んだのは私だし、尻拭いしているのも私。私の考えの方に、歪みがあるんだなと気づきました。深く悩んで、考えて、それでも別れたくないと思って10年以上引っ張ってきたけれど、私が助けていたことがダメなんだ、救ったらダメなんだと気付いたんです」
気持ちはそこで切り替わった。
夫に離婚を申し出た。40歳の秋だった。
(続く)
コメント
今思えばおかしなことをしていたと思っても、その時は真剣だったということありますよね。回復に向かえてよかったです。私は自分一人では気付くことができませんでした。ご自分で気付かれたのはすごいと思います。
私も同じ経験をしました。自分自身に目を向けると、気づくことがたくさんありました。続きの記事も楽しみにしています。
