Addiction Report (アディクションレポート)

過剰摂取の記事一覧

摂食障害、ウツ、処方薬依存……。精神科に通い続けると同時に仲間がいたという、石田月美さんの20年。

前著『ウツ婚!!』(晶文社)では、ウツ病の当事者として「死にたい私が生き延びるための婚活」実践メソッドを、ユーモアたっぷりの文章で届けてきた石田月美さん。

それから3年半が経ち、40歳となった彼女が、2024年夏に上梓したのが『まだ、うまく眠れない』(文藝春秋)。

Addiction Reportでは、本書でも語られる「依存症」との関わりを、改めてお聞きすることにした。

2024/11/27 03:00

青山 ゆみこ

「ダメ。ゼッタイ。」では救えない市販薬乱用にどう向き合うか 第9回「薬物依存症者と家族フォーラム」基調講演

本稿は、2025年8月23日開催のNPO法人横浜ひまわり家族会らによる、第9回「薬物依存症者と家族フォーラム」よりイベントレポートをお届けする。ゲストとして、国立精神・神経医療研究センター 薬物依存症センター長の松本俊彦さんが基調講演を行い、湘南ダルク施設長の栗栖次郎さん、横浜ダルク施設長の山田貴志さん、横浜ダルク利用者が、国から“否認“され続けている市販薬依存の実態について意見を交わした。

2025/09/04 09:00

遠山怜

チャーリー・シーンが告白する、依存症と生きた半生

「プラトーン」や「ウォール街」で日本でも大人気となった俳優、チャーリー・シーン。酒やドラッグに依存してキャリアを崩しましたが、回復後、Netflixで配信中のドキュメンタリー「aka チャーリー・シーン」でその半生を振り返っています。

2025/10/06 01:59

猿渡由紀

市販薬乱用、見えざる貧困 「助けて」と言えない女性を支援する現場から

ことし2025年8月、東京・世田谷区に15〜24歳の若年女性の居場所としてオープンした「ゆうカフェ」(下北沢)。同区は、「既存の行政支援ではカバーできなかった、若年女性の孤立感や悩みを解消する場にしたい」と、これまで数多くの途上国の女性支援に注力してきた国際NGOプラン・インターナショナルとタッグを組み、本事業をスタートした。

本稿では、同法人の職員として「ゆうカフェ」で相談員を務める、社会福祉士・濱田真奈さんに取材を実施。利用者が直面する“見えざる貧困”と、近年、メンタルヘルス界隈が重視する「相談」と「ケア」の関係について話を伺った。

2025/09/12 09:00

遠山怜

貧困と暴力、薬物に苦しむ3世代の物語『ヒルビリー・エレジー −郷愁の哀歌−』#依存症を描いたおすすめ映画五選(第五夜)

副大統領に就任予定のJ・D・ヴァンスの回想録をロン・ハワード監督が映画化。

 イェール大学ロースクールに通う青年は、突然の連絡を受けてオハイオの田舎に帰郷。そこはグローバル時代のアメリカから取り残された工業都市。貧困にあえぐ人たちの家庭では暴力がはびこり、ドラッグが蔓延していた……。

2025/01/04 08:00

青山 ゆみこ