Addiction Report (アディクションレポート)

搾取:の記事一覧

消えない虐待の後遺症。暴力の連鎖から抜け出した彼女が、「あんな親だから自分はどうせ」をやめられたワケ

誰しも、生まれ育った環境の影響から逃れられず、その枠組みのなかで得られるものが変わる。その格差や差異を無視して、なべて自己努力のせいにするのは暴力であり、抑圧である。しかしその一方で、変えられない過去と今の自分を紐付けるあまり、目の前の可能性に手を伸ばすことができず、自分を毀損してしまうという大きな弊害があることは見逃せない。

起きたことをなかったことにしたり、苦しみを誤魔化したりするのでもなく、「負のループ」の自己物語から解放されるには、どうしたらいいのだろう。

2024/11/26 02:04

遠山怜

摂食障害、ウツ、処方薬依存……。精神科に通い続けると同時に仲間がいたという、石田月美さんの20年。

前著『ウツ婚‼』(晶文社)では、ウツ病の当事者として「死にたい私が生き延びるための婚活」実践メソッドを、ユーモアたっぷりの文章で届けてきた石田月美さん。

それから3年半が経ち、40歳となった彼女が、2024年夏に上梓したのが『まだ、うまく眠れない』(文藝春秋)。

Addiction Reportでは、本書でも語られる「依存症」との関わりを、改めてお聞きすることにした。

2024/11/27 03:00

青山 ゆみこ

アメリカでギャンブルはどのように広がり、規制されてきたのか? 

大谷翔平選手の通訳をしていた水原一平氏がギャンブル依存症であることを告白し、大谷選手の口座から、違法なスポーツ賭博の胴元に6億8000万円を送っていたとされる問題。アメリカでギャンブルはどのように扱われてきたのでしょうか?アメリカのギャンブル事情を調べました。

2024/04/01 02:31

園田寿

アディクションは「より良く」を求める病 抜け出すために必要な手法とは? アディクト対談(2)

作家の赤坂真理さんがアディクションについて考察した新刊『安全に狂う方法 アディクションから掴みとったこと』(医学書院)。

この本を読んで救われたという雨宮処凛さんとの対談第2弾は、アディクションから安全に身を守る方法について語り合います。(司会・まとめ 岩永直子)

2024/08/31 08:00

岩永 直子