Addiction Report (アディクションレポート)

優秀で地味な同僚が揃う本社で寿退社を目指せ! ついに出会った最初の結婚相手 ギャンマネ(6)

本社に異動になり、優秀だけれども地味な同僚に囲まれて、ますます「寿退社」を狙った私。ついに最初の結婚相手に巡り合いますが......

優秀で地味な同僚が揃う本社で寿退社を目指せ!  ついに出会った最初の結婚相手   ギャンマネ(6)
本社に勤務していた頃の私。同僚は優秀なものの地味な女性が多くて、目立った私は男性にモテまくりました

公開日:2024/05/20 10:04

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連載名

ギャンマネ

新入社員となってから1年半後の夏の異動で、まんまと本社勤務を勝ち取った私ですが、

営業店との違いに仰天することになりました。(プロデューサー・田中紀子)

「地味」「真面目」「優秀」な本社勤務

本社勤務を一言で現すなら「地味」。

二言で表わすなら「地味」「真面目」。

三言で現すなら「地味」「真面目」「優秀」。

といったところでしょうか。

私が配属されたのは、「債権管理課」という、支払いがままならなくなった人に対して、弁護士や裁判所を通じて、和解や取り立てをするというめちゃくちゃ暗い部署です。

しかも各地の営業店でも回収できなかった債権の、最後の砦の部分を担う部署ですから、

もちろん窓際族しかいませんでした。

他の部署には、大学卒それも優秀な大学の人しかいませんでしたが、

うちの課は課長からして高卒の叩き上げで、他にも高卒、短大卒しかいないという特殊な部署でした。あの頃は、今よりももっと学歴で明確に進む道が分けられていましたからね。

そんな所に、営業店で問題児の私は送り込まれたわけです。

本社に行くと、フロアーが「シーン」としていました。

そりゃそうですよね、みなさん頭脳労働なんですから。

営業店なんかガンガン曲はかかってるし、お客様とくっちゃべるのが仕事な訳ですから、

とにかく音に囲まれていてうるさいわけですよ。

ところが本社は静けさに包まれている、どうすりゃいいんだと最初は戸惑いました。

価値観の違う4大卒の女性社員に好奇心

そして本社には案外女子社員もいたのですが、私はマジでこの時はじめて

「へぇ!女子で4年制大学に行く人ってこんなに居たんだ!」と知ったんです。

私は、短大を出て25歳までに当時三高(学歴高い、収入高い、背が高い)と呼ばれた男と結婚する!これが当時の女子の価値観の全てだと信じていましたし、実際それ以外の価値観の女子達に出会ったことがなかったんです。

まさに類は友を呼ぶ。環境というのは、げに恐ろしきものですね。

ところが本社には、早稲田だとか慶応だという女子社員がうじゃうじゃいたんです。

そしてこの本社女子達が実に地味で、休憩時間に一緒になって話しをしても、

誰もDiscoにも行かなきゃ、ボディコンでもない、髪も巻かずに、下手すりゃスッピンで会社に来てたりするわけですよ。信じられなかったですね。

なんでワンレンもしくはソバージュで、ボディコンを着て、自分を少しでも高い女に見せないんだ?何のために社員割引があるんだ!と、この価値観の違いに訳がわからず、

「本社の女って、だっさ~!こりゃ楽勝だな」と、この私はまた思ってしまうわけです。

しかしそうは思ってもですよ、もうなんつうかですね、好奇心が抑えらんないわけですよ。

自分と違う人種の女子を見つけ、話が聞きたくて仕方がないわけですね。

で、積極的に他課の女子達とも話をするようになりました。

「○○さんて、Discoとか行かないんですか?」

「うん、あんまり行かないかな」

「なんでですか?」

「資格取るために勉強してるから」

なんて言われると、「おいおい、せっかく学校出たのにまた勉強かよ!」と、

私の心の声は驚きを隠せず「なんで資格なんか取るんですか?」とさらに突っ込むと、「だって仕事するのに資格があった方が有利だから」なんて言われると、「おめ~、いつまで仕事する気なんだよ!?」と、結婚後は専業主婦となって夫の金で毎日遊んでやろうと思っている私には全く理解できませんでした。

「女の魅力」で張り合う気がない同僚たち

おまけに中には、子供を産み終えて職場復帰したなどとのたまう、当時おそらく30歳前半の女性社員もいて、この時は本当に私の脳は理解不能すぎて

「だって、職場結婚でしたよね?貧乏じゃないじゃないですか?」なんてめっちゃ失礼なことも聞いていました。

あの頃、私のいた会社は業界No1の高い給料を貰っていると言われていたので、なんで妻が子供を産み終えてからも働かなきゃならないのか?理由が分かりませんでした。

「うふふ、まぁやりがいと、私、家事とか育児に向いてないし」

なんて、今思えば謙遜してか、多分面倒だったんで適当に答えたのだと思いますが、なんと答えて貰おうと1ミリも想像すらできない世界観でした。

向こうも向こうで私のような人種を面白がって「りこちゃんて、お立ち台とか登っちゃうの?」なんて、私のDisco遊びについて聞いてきたりするので、

「当たり前じゃないですか。気に入らない女がいたら、ヒールで踏んづけたり、お尻で蹴落としてやりますよ」

なんて言うと、「やだぁ~、さすがぁ」なんてケラケラ笑ってくるので、まるで親戚のおばちゃんと話しているような気分になりました。

そして私は段々気づいていきました。

この人達は別に張り合うなんて気持ちはまるでないのだと。少なくとも私と女の魅力について張り合おうなんて気は全くないのです。私は一人でこの世の女を全員ライバル視して、「こいつよりも勝った」「こいつには叶わない」と一喜一憂して、他者比較が止まらないわけですが、この人達には全くそんな気はないんだ、ということが腑に落ちていったのです。

優秀な女性たちに教えられた仕事の仕組み

そしてなんかこういう「勉強も頑張ってきた」という優秀な女性陣が好きになっていきました。今にして思えばお互いのテリトリーが脅かされないんですから、そりゃ好きになりますよね。安全ですもんね。

なんでそんなことになったのか覚えていないのですが、のちに役員にもなった同期の女子社員とスキーに行くことになったんですね。

その彼女がどうやら真のお嬢様らしく、軽井沢の別荘にみんなを泊めてくれたんです。

「へぇ~、すげ~!別荘かよ」と思って、出かけていったら、さらりと「ここね、私が高校生の時にはじめて設計した想い出の建物なの」とのたまうじゃないですか。

もちろん彼女は建築学科を卒業して、店舗設計の部署にいました。

そんな人がですよ、ジュンコシマダの新作か?アライアか?で張り合ったり、どっちがいい男にナンパされるかなんて気にしちゃいないじゃないですか。

「あっ、もう棲む世界が違うわ」と分かってきましたね。

そして憧れというか、段々こういう人達の話を聞くのが楽しくなっていきました。

会社の将来のこととか、社員教育のあり方とか、どういうターゲット層を狙っているからこんな広告にしているとか、これまで全く興味のなかったことを、いちいち「なるほど!そんな風に考えるんだ」とか「購買意欲ってそうやってそそられるんだ」とか、大人の世界を知ったようで、いちいち先輩たちの話に感心してましたね。

給料とボーナスさえくれれば、どうでもいいと思っていた会社のことも、ちょっと尊敬するようにもなりました。「なんか色々考えててすごいなぁ」なんて当たり前なんですけど、それまでが「売り上げ」「ノルマ」みたいな、ただの精神論、根性論のところにいたので、仕組みとか論拠が判らず、仕事自体はそんなに面白いと思えなかったんですよね。

モテ期に突入! 結婚相手を値踏み

しかもですよ、「この世には、すごい女達が居るなぁ」とは思いましたけど、自分がそこに行けるなんて幻想を持つほど身の程知らずでもなかったので、私の方は毎日せっせとおしゃれをして相変わらず遊んでたわけですよ。

そもそも勉強なんて大嫌いなので、難しいことを学んで上に行こう!という発想にならない。むしろ「あんな優秀な女性たちと太刀打ちなんてできないわ。やっぱさっさと嫁に行って楽しよう」と、そっちの方向にますます磨きをかけたわけです。

そりゃあ目立ちますよね。皆さん地味なデニムにトレーナーなんて格好で通勤しているところを、ワンレンボディコン、ピンヒールに時には網タイツまで履いて通勤してるんですから。

あっちゃこっちゃの部署の男性社員からデートに誘われるようになりました。

この頃は「次に付き合う男とは年齢的にも結婚前提よね」と思っていたので、

こっちも真剣に値踏みしました。

まず結婚前のデートから「割り勘」なんてケチな男は論外です。

今の時代、こんな傲慢な女は鼻持ちならないですが、当時はなんせバブルです。

金余りの時代に、後輩の女子社員に割り勘って、そりゃないでしょと思いましたね。

なんせこっちは「結婚=無職で遊べる生活」だと思っているわけですから。

ついに登場した最初の結婚相手

そんな時に現われたわけですよ、最初の結婚相手となる男性が。

あれ不思議ですよね。よく言われますけど、はじめて会ったときに

「あっ、私この人と結婚するわ」と思ったんです。そしてその通りになりました。

でも、その人から誘われ段々仲良くなり、社内でも噂になり始めた頃、一斉に先輩社員から「あの男だけはやめておきなさい」と言われたんです。

なんでも別の部署の人と付き合っていると。そしてあの男は女ったらしだと忠告されました。

当時は、電話交換も社員がやっていた時代ですからね。その部署にいた大先輩のおばちゃん社員など、「あの男には、しょっちゅう前の店の女からも電話が来るのよ」とタレコミがある始末。あの時代には個人情報保護法なんて観念すらありません。私生活まで筒抜けでした。

あぁ、でもこれが逆効果。この私、人に「危ない!やめろ」「立ち入り危険」と言われれば言われるほど、そっちに行きたくなるんです。

本社の別の部署にも、前にいた営業店にも女がいるんだって!?

面白い!勝負してやろうじゃないの。

そうです。争う相手がいると、めちゃくちゃ燃える。危険には挑みたくなる。

はい、もうギャンブラー気質そのものなんですよね。

そして何よりも、自分がお嬢でもなんでもない、自分の生き方をエセだと思っていた私は、そのくらいの瑕疵がある男の方が自分にふさわしいと思ってしまうのです。

私は一気に彼に突っ走り、そして結局、婚約を勝ち取ってしまいました。

そんな結婚うまくいくわけがない。

はい、もちろんその通りになります。

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連載「ギャン妻が教える お金の心配をしないですむ方法」

コメント

2ヶ月前
MK

今回も面白かったです!

自分がお嬢でもなんでもない、自分の生き方をエセだと思っていた私は、そのくらいの瑕疵がある男の方が自分にふさわしいと思ってしまう

>ここ最高に共感しました!私もまさにこの考えで周りの人から止められた元夫との結婚に突っ走りました。

あの頃の私は、たとえこの結婚が失敗だったとしても今の人生よりマシと思ってたし、一発逆転のチャンスがあるなら賭けてみたかったんですよねー

2ヶ月前
ユキ

毎回楽しみです!

OL(死語?)のサクセスストーリーにしか見えません。新卒から本社へ、そして周りを巻き込みステップアップ。

でも、ここからまたどんでん返し!?ですかね、ワクワクドキドキです。

当時の様子がわかる描写で、頭の中にイメージが湧いて、映画みたいに楽しいです。

2ヶ月前
匿名

私も社内恋愛で結婚しましたが、

言われてました。「あいつはやめとけ

」と。言われたら何か逆に燃えてしまいました。

私だけじゃなかったんですね。

続きが楽しみです。

2ヶ月前
QOO

私も結婚を決めた時、周りから大丈夫かと心配されました。

でも、心配やアドバイスをされると何だか反発したくなる気持ちもあって、絶対に幸せになってやると思っていました。

なってやるって思う事自体、なんかおかしかったと今は思います。

続きが気になります。早く読みたいですね。

2ヶ月前
さく

りこさんが社会に出て初めて、大きな刺激を受けた時期のお話しでしたが、

本社の優秀な女性達に囲まれて「こりゃ勝てんな、別枠で勝負せにゃ」と思われたその思考回路、私にも身に覚えがあり、今回も楽しく読みながらも、当時の自分を思い出していました。

私は女子大を卒業し、新卒では証券会社の営業として働き始めたのですが、

女子大生時代から友人達との話は、

"結婚はこの位の学歴・年収の人とが良い"

"年に2回は海外旅行に連れてってほしい"

"子供にはこんな習い事をさせて"

etc…と、そんな内容ばかり。

もう既にこの時には、自分で叶えるという発想はなく、夫となる男性によって私の希望の人生を叶えてもらおう、というスタンスでした。

そのため、大学~社会人と合コンに勤しみ、遂には高学歴男女が集まる社会人サークルに入って、恋人探しに必死でした。

サークル内の女性達に知能レベルでは太刀打ち出来ないので、この時の私は"ノリが良く、コミュ力の高いおちゃらけキャラ"路線で、あらゆるイベントに漏れなく参加、どんどんサークルの中心メンバーとなって行きました。

自分の為に生きているハズなのに、自分にはそんな能力は無いと早々に諦めて、

自分(の価値)を引き上げてくれる(と妄想している)男性を捕まえることに必死で、そりゃ結婚しても上手く行かなかったよなと、今では分かります。

その男性には、自分の理想を体現し続けてもらわないとならないのですから。

2ヶ月前
匿名

まさに同じ時代を生きたりこさんのストーリー。私はバブルとは全く無縁の職種で日々仕事に追われながらも地元の友人達との遊びを楽しみ、たま〜に東京に買い物に出かけて満足という地味目な青春時代でした。りこさんの華やかな青春時代をまさに覗き見しているようなわくわく感にあっという間に読破。早く続きが読みたいです。

2ヶ月前
匿名

りこさんの面白すぎる表現豊か過ぎる文章力に笑える一方で、でもあのバブリーなあの時代、私のCA 仲間も皆さん医者だのプロ野球選手だのサッカー選手だの年収高めの方と結婚して寿退社してましたね〜。そんな時代でした。私のまわりも語学が堪能で優秀な大卒の先輩や同期がたくさんいて、短大卒の私はとても可愛がってもらいました。りこさん同様そんな人達との出会いで世界が大きく広がりました。自分の経験からも、りこさんの経験からも、人生何一つ無駄なことなんてない!と思える。たくさんの経験が今、最高の価値として活きている!と思える。りこさん!いつもわかりやすい言葉で、そして面白い言葉で、人生の大切なことを皆に教えて下さって、本当にありがとうございます!

2ヶ月前
N

続きがとても気になります。

私は夫との結婚は誰にも止められなかったけど、自分の中で、平気かしら?結婚したらきっと変わるに違いないと思い込んでいました。

結婚に突っ走るリコさんがこれから先どうなるのかある意味楽しみです。この過去あっての今のリコさんなんですものね。

2ヶ月前
まりえ

私も、同じ考えで結婚まで突っ走りました。笑 自分の価値を自分で底辺まで落とし込んで、こんな私と付き合ってくれるのはこの人しかいない!「ラスト1着ですよ!」に弱い私(しかもラストかどうかも妄想)

夫に対してどこかで違和感を覚えていて、だんだん自分が自分でなくなるような感覚はあったんですけれども、、、あの時の私は引き返せなかったです。そして同じくそんな結婚うまくいきませんでした。

「そして何よりも、自分がお嬢でもなんでもない、自分の生き方をエセだと思っていた私は、そのくらいの瑕疵がある男の方が自分にふさわしいと思ってしまうのです。

私は一気に彼に突っ走り、そして結局、婚約を勝ち取ってしまいました。

そんな結婚うまくいくわけがない。」

2ヶ月前
キャサリン

自分と違った考え、生き方の人に対して、どんな考えなんだろ?と好奇心をもって、ひょいと垣根を越えてその人たちの中に入っていく田中さん。

危険領域にも無防備でどんどん入っていく感じがハラハラするけれど、豪快で愉快。

無防備だからこそ、受け入れられ、愛されるんだろうな。

一冊の本にまとめてほしい。

2ヶ月前
リリー

毎回続きが気になって楽しみすぎる‼️

2ヶ月前
匿名

くそ真面目的に生きてきた同年代の私には、想像を絶するリアルな話で面白すぎます。続きが楽しみ。

2ヶ月前
あい

今回もめちゃくちゃ面白く一気に読ませて頂きました。

地味、真面目、優秀な方達と出会い、価値観の違いに驚きつつも、その方達とも親交を深めていかれるりこさんって、やっぱりコミュニケーション能力がスゴいなと感じました。

全く価値観の違う同僚に興味津々で質問しまくるりこさんが、とても素直で可愛いなて思いました。

次回も楽しみです。

2ヶ月前
まぼろし仮面

今回の最後の方に出てくるエピソードで、最初の結婚相手がモテ男だったっぽい事と、ギャンブラー気質という言葉が出て来た事によって、次回のエピソードがとても気になりました。

AAの元スポンサーが性依存症とアルコール依存症でバブル期を謳歌した人物で、その人が「同じ行動依存だからギャンブル依存の人の気持ち分かるわ」

と言ってたのですが、そのスポンサーのエピソードとどうシンクロするかな?と思ってます。元スポンサーは男性から女性に性別移行する事によって、アルコール依存症も性依存症もおさまり、家で家事をしたりする専業主婦のような生活に憧れていて、それが手に入って、穏やかに暮らしております。

私はバブル時代の価値観が分からないです。高校時代にバブルが崩壊したし、ギリ大学の頃にジュリアナ東京やGOLDがあったかな?という感じでした。

そもそも父は小学校教師、母は専業主婦、実家の周りは親戚だらけで、公務員か、どこかの会社の偉い人でしたし、愛知県の西三河のムラ社会で周りの目や親族の目を気にしながら窮屈に暮らしていたし、高校受験の失敗で親に逆らえなかったし、そもそも中学の校則が厳しかったので、いじめられっこのくせに、生徒会に立候補して校則を変えようと言ったり(落選したけど)、校則改善署名運動して(挫折したけど)そういうのもあって、不当に内申書を下げられましたし。

本当に東京生まれってすぐに23区内なら、すぐに都会に行けるし、色々なタイプの大人と出会えて羨ましいなと思います。

一番好きな漫画家の岡崎京子の「pink」を高校時代に読んで、主人公のOLをやりつつホテトル嬢もやってるユミちゃんの同僚のOLさんが仕事の後にディスコに行ったり、ユミちゃんが会社を辞める時に「永久就職」って茶化されたりして、なんじゃこりゃと思ったりしてました。

また、高校の時に読んだ村田順子さんの漫画のべにすずめシリーズを読んで東京の女子大生って華やかだなぁと思ってましたね。

私自身は愛知の田舎でFMラジオでカレッジレディオ・ジャパンを聴いたり、ナゴムレコードだったり、まだまだメジャーじゃなかったフリッパーズギターやピチカートファイブを発見したり、オリーブやCUETIを読んで、ついでにエロ本もサブカルの巣窟だったので(スーパー写真塾って小さめのエロ本に読者投稿のパンチラ写真を送って来るのを、電気グルーヴが面白いコメントをつけていたり、アラーキーの「トウキョー・ラブ」ってコーナーを立ち読みする中高生でしたね。

だから変わった子に見られたい、恋愛より有名になりたいから東京に行きたい、何者かになりたいと思ってました。

また軽度教育虐待親だったし、私の将来のためではなく周りにどう評価されるかを母は気にしてましたね。

父の従兄弟がみんな大学に行ってるから大学に行けとかめちゃくちゃでした。

バブル崩壊していたから、大卒や大学名でどうにかなるもんじゃないと、こちらは思い、だったらやりたい事のために専門学校の見学に行かせて欲しいと言ったのですが、聞き入れて貰えませんでした。

このような人生なので、今回のエピソードは共感しづらいのですが、

いいなと思ったのは、同じ会社の女性たちに興味を持って関わって、その人たちを認めるところが素敵だなと思いました。

私自身も結婚より仕事を優先したいと思ってるのですが、紀子さんが多様な価値観を受け入れられる人なんだろうなと嬉しく思いました。

2ヶ月前
まゆ

一気に読んでしまいました!

少し時代は違えど考え方は同じでした。世の中全ての人がライバルとか結婚に対する価値観とか他にも。早く次が読みたいです!!

2ヶ月前
はな

めちゃくちゃ面白い〜!!

りこさんの声が聴こえてきました!

2ヶ月前
ミカ

首を上下にブンブン振るくらいよくわかります。瑕疵って私も言ってたな。

「そのくらいの瑕疵がある男の方が自分にふさわしいと思ってしまうのです。」

2ヶ月前
すずか

物凄く続きが気になります!

面白くて一気に読み終えるので「あ〜また次回か」と惜しい気持ちです。

次はいよいよ結婚生活のお話ですね。

楽しみです!

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