
酒に溺れ暴力を振るい、家庭を崩壊させた父親。日本の家庭において長らく”語られない存在”であった父親。今、世代間のアディクション連鎖を止めるために、父親の「空白」を埋める試みがはじまっている。
2025/10/28 09:00
遠山怜

酒に溺れ暴力を振るい、家庭を崩壊させた父親。日本の家庭において長らく”語られない存在”であった父親。今、世代間のアディクション連鎖を止めるために、父親の「空白」を埋める試みがはじまっている。
2025/10/28 09:00
遠山怜

2025年8月、日本は終戦から80年を迎えた。当時を知る証言者は減り続けている一方、復員兵の子ども・孫世代による新たな“証言”の輪が広がりはじめている。世代間で繰り返されるアディクションの問題を、“戦争被害“から捉え直す試みだ。
2025/10/21 09:00
遠山怜

誰しも、生まれ育った環境の影響から逃れられず、その枠組みのなかで得られるものが変わる。その格差や差異を無視して、なべて自己努力のせいにするのは暴力であり、抑圧である。しかしその一方で、変えられない過去と今の自分を紐付けるあまり、目の前の可能性に手を伸ばすことができず、自分を毀損してしまうという大きな弊害があることは見逃せない。
起きたことをなかったことにしたり、苦しみを誤魔化したりするのでもなく、「負のループ」の自己物語から解放されるには、どうしたらいいのだろう。
2024/11/26 02:04
遠山怜

ギャンブル依存症、マルチ2世、児童虐待、貧困、DV、きょうだい児、ヤングケアラー、陰謀論、反医療……といった「問題」を抱えた家族。
漫画家の菊池真理子さんが10名のリアルを取材した、社会派ノンフィクションコミック『うちは「問題」のある家族でした』(KADOKAWA)から、改めて「家族の問題」を考えた。
(ライター:青山ゆみこ)
2024/12/09 02:00
青山 ゆみこ

ことし2025年8月、東京・世田谷区に15〜24歳の若年女性の居場所としてオープンした「ゆうカフェ」(下北沢)。同区は、「既存の行政支援ではカバーできなかった、若年女性の孤立感や悩みを解消する場にしたい」と、これまで数多くの途上国の女性支援に注力してきた国際NGOプラン・インターナショナルとタッグを組み、本事業をスタートした。
本稿では、同法人の職員として「ゆうカフェ」で相談員を務める、社会福祉士・濱田真奈さんに取材を実施。利用者が直面する“見えざる貧困”と、近年、メンタルヘルス界隈が重視する「相談」と「ケア」の関係について話を伺った。
2025/09/12 09:00
遠山怜

アルコールに溺れる父を持った作者・菊池真理子さんの実体験に基づくコミックエッセイ『酔うと化け物になる父がつらい』の実写化映画(2020年公開)。
困りごとを抱えた「親」をもつ、「子ども」の生きづらさが丁寧に描かれているのに、コミカルなタッチと軽快な音楽で、しんどくなりすぎずに見られる作品です。
2024/12/30 08:00
青山 ゆみこ

虚言癖のある編集者を意地悪く観察していて、自分と似ていると気づいた私。刺激を求め続ける生き方は、自分らしくしか生きられない人間の当たり前の姿なのではないかと思い至ります。
2025/05/05 05:30
中村うさぎ
機能不全家族で育った大学教員、漫画家、アダルトビデオ監督の共著『「ほどよく」なんて生きられない』の出版イベントが2025年6月に開催された。
アルコール依存症、アダルトチルドレン、性被害、性依存など、あらゆる依存症とトラウマを、当事者目線から赤裸々に語った出版イベントの様子をお届けする。
2025/07/16 02:18
宮崎まきこ

「プラトーン」や「ウォール街」で日本でも大人気となった俳優、チャーリー・シーン。酒やドラッグに依存してキャリアを崩しましたが、回復後、Netflixで配信中のドキュメンタリー「aka チャーリー・シーン」でその半生を振り返っています。
2025/10/06 01:59
猿渡由紀
東ちづるさんとの依存症啓発対談の第2回は、酒席の断り方からスタート。依存症を「回復できる病気」と伝える重要性が語られます。社会に根強い依存症への偏見について問題提起がなされています。
2025/10/18 02:05
月乃光司