大谷翔平さんの対応を中小企業の社長は見習ってほしい
ギャンブル依存症者が高額な借金を作ると、良かれと思って尻拭いする雇用主が多いのです。でも、その配慮がさらに当事者を大きな借金や犯罪に導き、自他の命を奪う問題にまで悪化するケースも後を絶ちません。ではどうすればいいのでしょうか?
公開日:2024/04/02 02:00
大谷翔平さんが記者会見で今回の経緯を語った際に、この対応は素晴らしいと思ったことがある。
それは水原一平さんを、捜査機関に引き渡したことだ。
もちろん「裏切られた」という怒りもあったと思うが、同時にこれまで苦楽を共にしてきたパートナーを捜査機関に引き渡すことは断腸の思いもあったはずだ。
「このギャンブル依存症者が犯罪を犯した際に、きっぱりと司法の手に引き渡す」という処置が、日本の中小企業の社長や飲食店等の店主にできない人が多く、二次三次の被害を招いている。
驚くことに、家族が警察に突き出すことを懇願しても拒否する社長らも少なくない。
情をかけて、甘い対処をすることは愛情などではないことをお伝えしていきたい。(田中紀子)
日本でも日常茶飯事なギャンブル絡みの犯罪
以前にも書いたが、日本でギャンブル依存症が動機にある事件は日常茶飯事である。
気づかれていない方も多いだろうが、水原一平さんの事件が日本で報道された翌日の3月22日には、日本でも3件のギャンブルが原因の横領や着服の報道が出ている。
- 5445万円着服、元渉外担当職員を解雇 千葉県の房総信用金庫
- 高鍋町10代男性職員77万円横領 懲戒免職
- 海上保安部管理の民間団体の通帳から200万円横領停職1年懲戒処分
しかもこうして報道されるものは、公務員、金融関係、巨額などのマスコミが食いつきそうな条件が揃ったものだけなので、その他一般の小さな事件は報道されてもいない。
良かれと思って被害届を出さない雇用主たち
だが本当に問題なのは、ギャンブル依存症者がこうした事件を起こした時に、被害届も出さず家族に有無を言わさず弁償させている事件だ。
しかも中小企業の「俺に任せろ!」系のワンマン社長や、個人事業の店主などは、家族に賠償させた上に、恩着せがましく「今回だけは許してやる」と言って、雇い続けてしまう。これは最悪の対応だ。ギャンブル依存症に関してあまりに無知である。
しかもこういう人達は往々にして自分を「人情味あふれる、物わかりの良い、優しい人間」で、自分のやっていることを「良いこと」だと思っている。
そして家族もギャンブル依存症に無知な場合、こんな社長の対応を「有難い」と思っている。しかし、その結果、その後さらにとんでもない金額の横領事件に巻き込まれてしまうのである。
Addiction Reportでも何度も伝えているが「依存症は病気」だ。では、反省で治る病気はこの世にあるだろうか。そんなものはない。依存症も同じだ。
ところがこういった経営者達は「これだけ叱ってとっちめてやれば、もうやらないだろう」と思っているのである。その上、弁済は家族にさせているのだから、経営者はノーリスクである。特に建築、介護、飲食といった人手不足が叫ばれる職種の経営者の一部にこういった措置を取ってしまう人達がいる。
だが、叱り飛ばし、反省を促しても、ギャンブル依存症者のギャンブルは止まらない。
横領した人を、そのまま治療に繋げず雇い続ければまたやる。それは我々から見たら、当たり前のことである。
なぜ家族は尻拭いしてしまう?
では、なぜ家族もやすやすと尻拭いをしてしまうのか。それには以下3つの心理が働く。
- 家族を犯罪者にしたくない
- 仕事を失ったら大変だ
- 入社時に保証人になっているから仕方がない
このうち上1と2は、親たちが昭和の時代の価値観のまま止まっているケース。または地方の狭い地域性で、世間体を異常に恐れている、という場合が多い。
家族が家族会などに繋がり、正しい知識を持つとこの2つは払拭されてくる。私が声を大にして伝えたいことは、最初の小さな事件(最初から大きい場合もなくはないが、大抵は、1度目はまだなんとかなる程度のものである)の時に家族は毅然とした態度を取り、自分の責任は自分で取らせ、治療に繋げることを優先する勇気を持とう!ということである。
現代は、終身雇用制度の時代などとっくに滅んでいる。
回復さえすれば、いくらでも再就職の道はある。
私など、「回復した人、紹介してくれないかな」と、人手不足の業種の社長連中にひっきりなしに言われているくらいだ。
時代は変化しているのである。世の親たちは、自分の価値観をアップデートしてほしい。
身元保証人は、連帯保証人ではない
そして3は、法的な知識を持っていないがために「仕方がない」と思って、泣く泣く弁済してしまうケースである。
もうこれまでも何度もギャンブルの借金を尻拭いしてきた、「もうこれ以上息子の面倒をみるのはゴメンだ」と思っているのだが、「身元保証人」になっているので仕方がない、と会社の身元保証制度を「連帯保証人」と勘違いしているケースである。
会社の身元保証に関しては、「身元保証に関する法律」という法律に定められていて、身元保証契約は期間を定めていなければ3年間、定めた場合も最長5年間、延長する場合は都度、契約更新しなくてはならない。
また2020年4月の改正民法で損害賠償の金額も上限を定め、上限のない契約書は無効である、となった。
つまり、泣く泣く賠償金全額を親が支払う必要などないのである。
そもそも横領事件は、会社の管理不行き届きでもある。
ただし、家族が払わなければ、本人は捕まり、金額によっては実刑になる。
しかしこれも致し方ないことであるし、横領や窃盗事件で逮捕されても、回復さえすれば、いくらでもやり直すことができる。
罪を償ったあと、回復してギャンブルをしない生活を続け、月々弁済していけばよいだけである。
人生はやり直しがきくし、我々の仲間にもやり直している仲間は沢山いる。
独りで全てをやらなくてはならないと思ったら大変だが、我々同じ経験をした仲間達に繋がってくれれば、手助けし、再起のレールにのせることができる。
依存症はうつや自殺を引き起こす
よく「命あっての物種」というが、私は常にそう思っている。
依存症は進行していくと、どんどん抑うつ状態になり自殺率も非常に高い(※)。
*自殺問題との関連についての出典
(1)内閣府:自殺対策に関する意識調査 平成20年2月実施調査報告書
(2)厚生労働科学研究 いわゆるギャンブル依存症の実態と地域ケアの促進
平成20年度田中班報告書
(3)松本俊彦、小林櫻児、上條敦史、他物質使用障害患者における自殺念慮と自殺企図の
経験、精神医学51:109-117,2009
(4)川上憲人:わが国における自殺の現状と課題 保健医療科学52:254-260,2003
ギャンブルが動機で、犯罪行為に手を染めたら、会社と家族でなぁなぁにしないで、絶対にギャンブル依存症から回復に向かえる手立てを毅然としてとってほしい。
治安の悪化にさえつながるギャンブル依存症の悪化
また、命というのはギャンブル依存症者側の命だけではない。窃盗や横領を軽い罪というわけではないが、強盗や殺人となったら本当に取り返しがつかないことになる。
2023年度には、世間を大騒ぎさせたルフィ強盗団にギャンブルの借金を抱えた人間が2名おり強盗致傷事件を起こしたことが明らかにされている。また同年5月には、中学校教師が近所の男性を殺害した事件も起きており、これも動機がFXによる借金と言われている。ギャンブル依存症の悪化は、治安の悪化に繋がるのだ。
回復施設の入寮か自助グループと連携する病院へ
では、どう対処すれば良いのか。私たちが日頃とっている対処策についてお伝えしたい。
横領事件等が起きた場合には、必ずギャンブル依存症者は家族に泣きついてくる。
ここでパターンは幾つかに分かれる。
どうか家族は家族会に繋がり、治療に繋がるよう導いてほしい。
ギャンブル依存症のため犯罪にまで手を出したとなったら、それはもう随分病気が進行している。少なくとも初期段階ではない。だとすると、じっくりと回復に向き合わなくてはならない。私としては、回復施設への入寮をお勧めする。
もしくは、地域の自助グループが発達していて、しかもその自助グループとしっかり連携している病院に入院させるしかない。
だが、往々にして病院はすぐには入院できないし、地方は地域の自助グループがあまり発達していない。どうしても数が少ないので、やはり施設入寮の方が安全だと思う。
家族や周りの対応、典型的な3つのパターン
【パターン1】
これが一番の理想だが、もし親が肩代わりできる程度の金額であれば「回復施設に入寮するのであれば、損害賠償請求に協力してあげる」と、治療とのバーター取引を申し出る。会社には正直に話し、退職もしくは休職処分にして貰う。できればここで傷病手当を貰えるようにして、それを入寮費にあてる。退職となっても正社員で諸条件を満たせば通常1年6ヶ月は傷病手当が貰える。
また、肩代わりするにも一気に全額支払うのではなく、会社が応じてくれれば分割払いにする。そして、入寮期間中は親が弁済し、退寮後社会復帰してからは当事者が払う。
回復さえすれば、借金をコツコツ払っていくことができるようになる。
いずれにせよ、親が立替えた分も、きちんと本人が弁済していく。
「何だ、結局肩代わりするのか」と思われたかもしれないが、回復の道に繋げるのと繋げないのとでは大違いである。何もせずに肩代わりだけしてしまえば「金を返すためにギャンブルで金を作る」と、またしても考えてしまう。そして横領や窃盗を繰り返す。それがギャンブル依存症の恐ろしさだ。
【パターン2】
ギャンブル依存症当事者が、パターン1の申し出に応じず「今度こそ、ちゃんと病院と自助グループに通うからまずは弁済してくれ」と言っても、一切の肩代わりをしないことが大切である。家族は思い出してほしい。そんな口約束は何度反故にされたことか。
この期に及んで「入院も入寮も嫌だ!」などと我を通しているなら、回復などまず望めない。
会社は告訴を面倒くさがるので、親に「息子が犯罪者になるぞ」と、半ば脅しをかけてくる。また驚くことに、家族が事情を話し「このままでは本人が治療に向き合わないので告訴してほしい」と会社に訴え、会社が応じてくれたとしても金額が少額だったりすると、今度は警察が面倒くさがる。そして、「息子さんを、犯罪者にしたくないですよね?示談金払った方が良いですよ」などとけしかけてくる。
これらのささやきに、家族は負けてはいけない。
実際に逮捕となれば、当事者も考えを変えるケースが多い。このタイミングで「回復施設に入る」となれば、示談金を一括もしくは分割で払い、施設に入寮してもらう。示談が成立すれば不起訴となるケースも多い。
もし起訴された場合は、当事者も相当焦ってくる。そして保釈を望む。この時に「自宅に受け入れることは絶対にしない。ただし回復施設に入るなら、保釈をしてあげても良い」と条件を出す。すると当事者は留置場にいたくないので、殆どのケースで施設入寮を了承する。
私は、この「施設を居住地にして保釈する」というパターンは施設に入寮する率が非常に高いと実感し、お勧めしている。
同じ経験をした仲間という共感には強いパワーがある。回復施設に入ってみたら、自分が思っていたギャンブル依存症者や回復施設に対する偏見が解ける。「負け犬」「人生の落伍者」「牢獄のようなところ」などなどの印象が、間違っていたことを実感する。そして回復しようとする仲間のエネルギーを浴びると、「自分もそうなりたい」と思えるようになる。
保釈期間中に施設で仲間ができると、執行猶予判決が出ても飛び出したりせずに、施設に戻って回復しようと思う人はとても多いのである。
最悪なケースは?
【パターン3】
これが最悪のケースであるが、ギャンブル依存症の当事者も回復を拒否し、否認を続け、なおかつ経営者が回復など考えず自分の都合しか優先しないパターンである。
親がなんとか回復のルートに乗せようと懇願しても、「親は示談金を払わない。どうか起訴してくれ」と言っても、絶対に協力しない。
「俺が金銭管理をして、治してやる」などと言って、給与天引きで弁済させ、金銭及び行動をぎゅうぎゅうに締め上げ、管理監督に走るタイプである。
ギャンブル依存症者は仕事だけは真面目にやっている場合が多く、経営者にとっては戦力である。人手不足の職種で、ギャンブラーに辞められたら会社が回らないなどと思っている場合は、尚更絶対に手放さない。
だが考えてもみてほしい。自分の弱味を握られ、上からガンガン言われ、逆らえば刑事告訴をちらつかされ、目一杯働いても食事をするのが精一杯の金額しか与えられず、その上依存症を罹患しているのである。しかもその金額が大きければ大きいほど、その生活は時に十年以上にも及ぶのである。
誰だってそんな生活に絶望する。ギャンブル依存症者は当然ながら「こんなに苦しいのは借金のせいだ。借金をなんとかするためにギャンブルで金を作らねば」と考えてしまう。
そして、再び横領に走るか、場合によってはもっと大きい犯罪に至る。
私の経験した案件では、朝から晩まで働かせられて、給料は殆どなし。頑張るために覚醒剤に頼るようになり、ついには逃げだし、コンビニ強盗を働いたというケースもあった。
また、経営者に囲い込まれたまま、結局自死してしまった仲間もいる。
経営者がなんとしても当事者を手放さないために、妻子には生活費が入らず、「施設入寮に協力してくれたら、家族が弁償する」と母と妻が懇願しても、頑として当事者を逃がさずに働かせる経営者もいる。こうして父親を失っていく子供達のことなど、一切お構いなしの経営者も実は驚くほど多いことも知ってほしい。
中には、こうして給与天引きで働かせながら、家族に連帯保証人の契約書を書かせる経営者までいる。家を担保に取られているなどという老親の相談を聞き、何度こちらが憤死しそうなほど悔しい思いをしてきたか判らない。
経営者もギャンブル依存症について学んで
ギャンブル依存症による犯罪、特に横領や詐欺は軒並み増加している。
だからこそいつ誰が巻き込まれるか判らない。その時に、国民の皆が正しい対応をとれるようになってほしい。
日本のギャンブル依存症対策は遅々として進んでいない。医療機関が数カ所できたからといって、そんなもので解決できるほどギャンブル依存症は甘くない。
政府は「ギャンブル依存症対策をきっちりやる」と言ったが、そんなものは全く進んでいない。
「精神論でなんとかなる」と思っていたり、「自分を良い人に見せたい」という承認欲求の強かったりする人や、会社経営の危機管理が甘く、適正な人材確保ができていない経営者の方は、今すぐギャンブル依存症の正しい知識を学んで頂きたい。
無知な大人のために、日本の未来を担う大切な若者達を潰してはならない。経営者にはその責任があることを十分知ってほしい。
コメント
周りの協力って大切なんですね
相手を思って尻拭いしたつもりが、それは間違えた対応で、病気の進行を加速させたと知った時の苦しみ。
依存症の当事者や家族は社会の偏見と闘いながら、自身の間違いを認めていく工程を辿らなければなりません。
だから、田中さんのような正しい知識を日々偏見と闘いながら発信する人が今必要とされています。
相手を思って尻拭いしたつもりが、それは間違えた対応で、病気の進行を加速させたと知った時の苦しみ。
依存症の当事者や家族は社会の偏見と闘いながら、自身の間違いを認めていく工程を辿らなければなりません。
だから、田中さんのような正しい知識を日々偏見と闘いながら発信する人が今必要とされています。
ギャンブル依存症の夫の会社にも100万単位の借金を立替る上司、家族に借金を隠すための偽造工作に手を貸す同僚、挙句に理解あるふりして夫の施設入寮を阻止する上司もいました。
夫を説得し、ここだ!というチャンスを逃さず私に的確なアドバイスをしてくれた田中紀子さんがいなければ最悪の結果があったかもしれません。
まずは、経営者がギャンブル依存症への理解を深め、社内教育を必須にして欲しいと思います。
リコさんのわかりやすい文章で、少しでも多くの人にこの病気の事を知ってほしいです。
どなたかのコメントに、ギャンブル依存症は、本人が認めればよいという訳では無く、むしろ家族や友人、知人、会社など、周囲の連携協力が何よりも大切だと言うことが改めて分かりました。とありましたが、全くその通りだと思いました。
ギャンブル依存症の家族です。ギャンブル依存症の正しい知識が必要と体感しました。
無知な大人のために日本の未来を担う大切な若者を潰してはならない❗今回の件をきっかけにギャンブル依存症について、ぜひ学んで欲しい。
大ボスが人情ということで社員の借金を助けてあげるってドラマみたいですが、実際の世の中では、それをし続けたら状況に変化はなく、むしろ悪化していくということですよね。肩代わりをするのが家族ではないという違いだけであり、お金がなんとかなれば病的にギャンブルできますから。
今回の水原通訳のことをきっかけに、社会的啓発が進んでほしいです。
今回の記事を読んで、回復に繋げられる道は本当に当事者に関わる周囲の人の理解が必要だと改めて学びました。
助けられる命を繋ぎ止められるよう、当事者も周りの人も回復の喜びを感じられるよう、これからもぶれずに正しい対応をしていきたいです。
「人情味あふれる、物わかりの良い、優しい人間」で、自分のやっていることを「良いこと」と思っている人の凝り固まった考えを変えられるくらい、依存症の知識と理解が広まるよう、私もできることをやります。
依存症に対する対応と知識がわかりやすく解説してあり、一気に読み進めました。
私は地方に住んでいます。まさに記事の通り閉鎖的で問題をうち内で片付けてしまう傾向が強いなと実感しています。
当事者を回復させるためには正しい対応と知識が必要です。
経営者の方はもっと学んで欲しいです。
正しい対応は当事者を救います。
私も田中さんのおかげで今は元気に過ごすことができています。
私もしっかり活動して田中さんの想いを伝えていきます。
経営者の方にぜひ読んで欲しい。
本当に当事者のことを考えているなら手を離してほしいです。
ギャンブル依存症は、気合いや根性で治るものではないのです。脳の病気で、同じ経験をした仲間の中で回復することができるのです。
正しい知識を得て、回復した当事者が再び働けるように理解を求めます。
一人一人が理解することで、日本の未来は変わるのです。
毎回、恐らく智識が無い人でも分かるレベルに噛み砕かれた文章になっていて、最後まで一気に読んでしまいます!
この記事が、まだ困っている、苦しんでいる、1人でも多くの人達に読まれる事を切に願います。
また当事者の家族として、
ギャンブル依存症は、本人が認めればよいという訳では無く、むしろ家族や友人、知人、会社など、周囲の連携協力が何よりも大切だと言うことが改めて分かりました。
私が通う自助グループでも、親や会社からの阻害を受けて本人が否認を続け、結局回復のレールに乗れないでいる、やむを得ず離婚を選択するというケースを多く聞いているので、この場合は本当に厄介だと思っています。
まだまだ日本の良かれと思うことが実は相手にとっては迷惑だったり、間違った対応であることが多いです。
また、中小企業においては人材確保の難しいなか、ギャンブラーは必死にはたらきますからね。
評価は高かったりしますね。
ギャンブル依存症の理解をまず、会社が従業員に浸透させることで、間違った対応が減りギャンブラーも生きやすくなるとおもいます。
ギャンブル依存症は病気であること。
病気は早い時期に見つけられると本人の回復も早い。
社会で、会社で、家庭で
ギャンブル依存症の理解を。
このシリーズ、書籍化してほしい。
というかわかりやすくてパンフにして中小企業に配ってくれんかな。
うちの社長とかパターン3選びそう〜
この世の犯罪を無くす、経営者にはそれができます。
経営者の皆さん、正しい知識を学びましょう。
この世界には、色々な依存性という病があります。身内がギャンブル依存性を発症して、始めてこの病気の事を知りました。今回の水原氏の件は、世界の人々に認知してもらうチャンスだと思います。他人事ではなく、これから成長していく子供達の為にこそ、正しい知識と対処法を知らせていく責任があると思います(私達大人)啓発活動を必死でされておられる田中さんを心から応援します。
そのとおり。わけがわからないこの依存症。回りの対応がとても大事だと思います。
日本人の美徳のように,穏便に隠す
これが悪循環
勉強しないとわからない。
毎日,世間に依存注意の番組を流してほしい。
消費者金融,競馬,競輪,クジのCMはもういいです
経営者にはギャンブル依存症の正しい知識を持ってもらいたいです。
そして当人を病気から回復させるために、全国ギャンブル依存症家族の会に、家族も経営者も足を運ぶと良いと思います。
全国組織なので色々なパターンを網羅していて、田中紀子さんとも連携しており、私も助けてもらいました。
我が家のギャンブル依存症問題も、経営者や家族の知恵や愛情で対応しても、症状は悪化するばかりでした。
田中紀子さんがこちらに書かれていることは、全て真実です。
明日は我が身と思って学んでおくことをお勧めします。
今回のギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子さんのレポートはギャンブル依存症当事者の
親や私のような還暦を過ぎたおやじには本当に心にささる内容だと思います。今からでも遅くない。
時代の変化を敏感に捉え、価値観をアップデートしなければ。
そのためにも私は家族会や自助
グループの仲間と繋がり続けていきます。
息子が会社で、横領事件をこした時
家族に犯罪者を出したくない、自分が犯罪の親になりたくない一心で、会社にいわれるがままに、お金を返しました。穏便な処置をして貰ったと、その時はホッとしましたが、病気は悪化の一途を辿り施設に繋がるまで息子も家族も地獄の日々でした。体裁だけで病気に目を向けられず、回復を遅らせてしまった。社会にも、この病気の実態を知ってほしいです。
人の上に立つ人は、正しい事を見極める力がないといけないのかもしれません。対処法を知らなかったとしても、知識を得て辛いことも言わなくてはいけないのかもしれません。でも、それが会社を守り、人を守る方法なのかもしれません…
正しい対応、正しい知識が大切な人を救うことになる。
良かれと思ってやったことが本人を苦しめてしまうとなら尚更学ばなければ行けない事だと思う。
家族のみならず企業の対応も大切であることを改めて重要だと感じた。
酷い経営者がいるのには驚いた、ギャンブル依存症が病気であることを理解して、先ずは治療に繋げて欲しい、回復した依存症者は今以上に働いて会社に貢献すると思う!
身内に依存症者がいて、本人の為にと思ってした肩代わりも、病氣を悪化させるだけでした。
大谷選手の対応は正しいです。
正しい対応の仕方が、世間に広まる事を願います。
正しい対応を学ぶことが、当事者と家族そして雇用主にもどんなに大切な事か、これを読んでつくづく感じた。
そしてその事を知らない人には伝えていきたいと思った。
依存症者への対応方法がとても分かりやすく書かれている
この病気の事をもっと理解して家族、雇い主の方はきちんとした対応をとる事が病気を悪化させない1番の方法だと思う
社会全体がもっとギャンブル依存症対策を心がけてほしい
ギャンブル依存症の夫、妻である私は、田中紀子さんが強力に推し進めているこれらの啓発活動、教育のお陰で、当事者と家族の自助グループに繋がることが出来ました。無知なままいたら、どんな行く末が待っていたかと思うと、感謝しかない。以前、私は、ギャンブル依存症を自分ごととして考えたことなど1ミリもありませんでした。だから、言えます。どんな人にとっても他人事ではない。家族、学校、会社、暮らしのコミュニティ、どんな場所でも、依存症についての正しい知識と理解が進むことが、誰もが安心して生きられる、回復して、やり直せる幸せに繋がるんだと実感しています。
読み進めるごとに、身近にギャンブル依存症の方には非常にまずい対応をしそうな雇用主がいることを再確認しました。
父です。
勿論昭和生まれ、義理人情を重んじる建築系の事業をしています。
何十年か事業を続けてこられたのは、重んじた義理人情のお陰でもあったでしょうけれど、もし従業員にギャンブルの問題が起こるような事があれば、依存症の対策と、重んじている義理人情とは別物だと考えて対処して欲しいです。
イネイブリングして問題を深刻化させ、ご家族までも窮地に追いやってしまうような対応はしないで欲しいです。
日常会話の中でギャンブル依存症の対応について伝えてきたいです。
家族にギャンブル依存症者がいます。
周りの人が病気の正しい知識と正しい対応で接するとギャンブラーを回復への道につながる可能性がグンッと上がります!!そういう人たちがこれから増えていってほしいです。
本当にその通りだと思う。先進国だと思っていたけど、日本は後進国。自助グループや家族会につながる前は、どこも支援の手をさしのべてくれず、ギャンブル依存症の家族として絶望した。
「日本のギャンブル依存症対策は遅々として進んでいない。医療機関が数カ所できたからといって、そんなもので解決できるほどギャンブル依存症は甘くない。
政府は「ギャンブル依存症対策をきっちりやる」と言ったが、そんなものは全く進んでいない。」
ギャンブル依存症の正しい知識と理解は会社での対応も必要。
このような分かりやすく、正しい方法がわかり病気の理解が深められる情報発信があると助かります。
良かれと思って尻拭いする雇用主が多く、その配慮がさらに当事者を大きな借金や犯罪に導き、自他の命を奪う問題にまで悪化するケースがあることがこの記事からよくわかりました。中小企業の社長さん達はこの機会にギャンブル依存症の病気について学んで、大谷さんの対応を見習ってほしいです。
大企業などはできれば田中紀子さんを招聘して研修会を企画してもらいたいです。
ギャンブルで問題を起こした社員を囲い込むのは、まさしく経営者のエゴ。真に本人の回復を願うならば、泣いて馬謖に斬罪を命じた諸葛亮であるべき。
当事者の1人です。
ありがとうございます、このように一人ひとりが知識を学べ、より良い人生をおくれる世の中になって行って欲しいです。田中様の解説や実体験が本当に心に響きました!
私も今後の人生、前へ前へ行動し続けたいと感じました!!
多くの方に読んでもらいたい
多くの方に読んでもらいたい
多くの方に読んでもらいたい
この記事を日本中の方に読んで理解してほしいと思います!
そして依存症の回復と、人生は、何度でもやり直せるという気持ちを強く持ちたいと思いました!
当事者の1人です。
ありがとうございます、このように一人ひとりが知識を学べ、より良い人生をおくれる世の中になって行って欲しいです。田中様の解説や実体験が本当に心に響きました!
私も今後の人生、前へ前へ行動し続けたいと感じました!!
皆さん、是非読んでください!!
数多くの経験を通して語ってくださった真実の言葉をどうかどうか読んでください。
田中紀子さんが日々ギャンブル依存症当事者とその家族を回復に繋げるため格闘する中で、現場で実際に起きていることを発信して下さることは、非常に説得力があり、私達皆が心に刻むべき宝の指針の数々が溢れていました。私もこの記事を家族や友人に拡散します!
あ〜、なんと素晴らしい文章でしょうか?ギャンブル依存症という、病気のせいで起きている事件がいかに多くて、巻き込まれている人が知識がなくて、ますます病人を追い込んでしまっている。
その問題点や間違った対応等など、田中紀子さんだからわかるし、解説出来るのですよね。あー、そういう事なんだ!
と、このギャンブル依存症問題をここまで、わかりやすく書いてくれた田中紀子さんやっぱりスゴい。
会社の経営者の方、正しい知識を持つ事が人の命を守り会社をも守るのです。
義理と人情、これも方向を間違うとやっかいだ。
良かれと思ってしたことがまさか悪化に繋がっているなんて、思いもしないだろう。家族も周囲の人たちも、正しい知識、理解を持って対応することが必要だ。そうでなければ依存症を抱える当事者も周囲も潰れてしまう。
依存症対応にいかに正しい知識が大切かわかりました
あまりに怖い記事です。息子と社長の関係がほとんどパターン3。理解してほしいが、わたしも先月まで分からなかった💦
あまりに怖い記事です。息子と社長の関係がほとんどパターン3。理解してほしいが、わたしも先月まで分からなかった💦
弱みを握って、自分の思い通りに働かせて、「自分は良いことをしている」と思っている。
↑これは共依存の人が陥りやすい思考パターンです。
私は自覚するまで当事者を苦しめていました。
だからこそ今困っている家族や企業の人事権を持っている人へ伝えたいです。
「当事者に自分が期待する言動を取らせようとする」のではなく、
「回復に繋げる」正しい対応を学んでください。
誤った対応の間にも、依存症は進行します。
早期発見・早期治療を。
この記事を読んで、一般の人にこそギャンブル依存症問題を知ってもらうことの重要性がよくわかりました。
ありがとうございます。
経営者も病気に関しては素人。ギャンブル依存症は死に繋がる精神疾患であることがもっと広く伝わってほしい。社会経験の少なさゆえの安易な奴隷契約で身を滅ぼさないで欲しい。
息子は、ギャンブル依存症です。無知だった私の対応で、症状が悪化してしまいました。回復に繋がる家族会に参加しながらギャンブル依存症に対する正しい知識を学んでいます。田中代表の言われる通り社会全体でこの病気に対する知識を広めて、当事者を1人でも回復に繋げて行きたいです
しっかり学んで、親は覚悟を決める。
「助けて!」と仲間に言える謙虚な自分になる。改めて自分に課します。
田中さんの揺るぎなく力強く、そして優しさ溢れた言葉にはいつも涙が出るほど感動します。
経営者や上司がギャンブラーを立ち直らせるからと仕事を辞めさせてもらえないで苦しんでいる家族が私の身近にさえ何人もいます。
警察の逮捕も解雇もある意味ギャンブラーの人生の中の生き直しのための通過点かもしれないと私は捉えています。
仲間と繋がれば回復し社会で活躍できることを世間に声を大にして伝えたいと思います。
田中代表の長年の現場経験と情熱が込められた渾身の記事でした。なんとかその人が最悪の選択をしないよう、家族や職場は正しい選択をする責任があります。無駄に恐れたり怯えたりぜず、経験者を信じて頼ることが大事なんだと感じました。
依存症者に対する対応が本当に分かりやすく書かれており勉強になります。
回復に繋げるために企業も家族も正しい知識を学び行動する事が必要だと思いました。
なんてわかりやすい解説。
今こそ知ってほしい、知らなければならないこと。
苦い経験があるからこそ、この記事を多くの人に届けたい。
自らの判断で親に知らせることもなくお金を貸し続けた息子の勤務先の社長。
もう駄目だと自らギブアップした息子が回復施設に繋がった後、社長は借金の返済はどうするんだ、と親に責任をとるよう迫ってきた。
人情派の社長ではあったが、お金を貸し続けないでほしかった、貸す前に連絡してほしかった。
私のような経験をしている家族はたくさんいる。
そして今はその額が驚くほど大きい。
この記事を読んで経営者の方々は依存症の対応を学んでほしい。
そして家族も学ばなければならない。
施設に繋げ、社長との交渉の場に同行してくれて依存症のことを説明してくれた田中さんのおかげで息子は今も生きている。